藤子じんしろう著
2018年07月02日発売定価2000円(+税)
画家でもある藤子じんしろうの詩的宇宙に視えないものが描き出される。
残像、錯覚、補色に精通する詩人が青く悲しみを描くとき、そこに反対のものが浮かび上がる。そして、時間の残像が……。失われたもの、失われたひとの大切な記憶は、もの言わぬ岩も、雲も、風も、ハクセンシオマネキも、ハリセンボンも、小さな小さな生きものたちも、みんなつらいものに手助けをするように生きものの詩を歌い始める。熊本地震後のかなしみを乗り越えようと。
1946年熊本市生まれ。熊本県詩人会 代表・日本詩人クラブ・日本現代詩人会に所属。
2016年より詩とエッセイ誌「千年樹」に寄稿。
1981年「病根」から詩集・詩画集を10冊を刊行、2005年に「新しい画布、若しくは駅で」で熊日文学賞受賞。2006年に西日本美術展大賞を受賞。本作は詩業の集大成となる。
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